SEXのあいうえお

辻真邦

2─3 七曜日


これを読んでいるあなたは何曜日のあなたですか。

こちらは今、日曜日です。さて、カレンダーを見てみますと、日曜日は赤く塗られていますよね。そして土曜日は青色、月曜日から金曜日は黒色になっていますね。

日曜日が赤い理由はなぜなのでしょうか。おそらく目立たせるためでしょう。確かに休日が一目でわかったほうが便利ですね。そこで平日も休日も関係なく黒色だったカレンダーを休日だけ色を変えてみようと考えたカレンダー会社が出てきて、目立つ色かつ見やすい色ということで赤色が選ばれたのでしょう。〝日〟曜日ですしね。

では土曜日が青色になっている理由はなんでしょう。おそらく日曜日赤色カレンダーが主流になってきた後に、〝土曜日も休みだから色を変えたほうがいいのではないか、でもなんとなく土曜日の休み感と日曜日の休み感は違うような気がするから赤色とは別の目立つ色、そうだ青色にしよう〟と週休2日制カレンダー会社が考えたのでしょう。〝土〟曜日が青色であることにはいささか違和感を覚えないでもないですが、幼いころから刷り込まれてきたこともあり、また土曜日から日曜日への青色から赤色への推移が身になじみがある1日の空の変化(休日の早朝は寝ているため朝焼けは見られないのです)と重なることからも私は納得しています。


さて、ここで問題が2つ生じてきますね。

・平日はずっと黒色(夜)だがどの曜日も同じとは思えないが!

・日曜日は赤色というが日曜日によって、あるいは日曜日の時間によっても変化があると考えるが!


私は、カレンダーを今よりもカラフルにしてほしいと言っているわけではございません。月曜日は黄色、火曜日は赤色、水曜日は青色、木曜日は茶色、金曜日は金色に分けてほしいと言っているわけではありません。目がちかちかしてしまいます。

もっと色を混ぜてしまっていいのです。


へるん先生もこう述べています。

〝地方と都会…西洋と日本…本来、甲乙などつけがたいものを無理矢理競争させ……無理矢理白黒をつけ画一化する…それこそが競争原理による近代化なのです。良きものは常に混在するものです。その混在を丸ごと認め、画一化から、多様性をとり戻し復興させる……それがルネサンスではないですか?〟


あなたの持っている色と相手の持っている色を混ぜて、境界をなくして新たな色を作り出してほしいのです。

そしてさらに、あなたの持っている色の移り変わりを感じてほしいのです。まるでカラーセラピーのように。


ではどのようにして相手と色を作ることができるようになるでしょうか。

まず、必要なことはあなた自身の色を認識するということです。

これは日々の訓練、習慣で鍛えることができます。あなたの根底には常に色が存在しているはずです。その色を感じて確認してみてください。その色に名前をつける必要はございません。慣れるまではカラーチャートを待ち受け画面にして指差し確認してみてもよいかもしれません。きっちりと色相・彩度・明度で色を確認せずともなんとなくで構いません。

原色なのか淡い色なのか、赤っぽいのか青っぽいのかその程度で大丈夫です。日々の生活の中で、自分の感情をいちいち確認していたらおかしくなってしまうと思うので、色を確認するだけでいいのです。

世の中に多様な色が存在しているように、あなたの中にも多様な色が存在していることでしょう。そして世の中の色と同様に、あなたの中の色にも優劣は存在しないのです。あるのは色だけなのです。


あなた自身の色を認識することができたならば、その色は相手との交わりで混ざりあっていくことも感じることができるでしょう。

相手の色に染まることもあれば、一本のガランスで相手を塗ることもあれば、今まで見たこともないような色になることもあるでしょう。市場のように様々な色を見ることができるでしょう。


いちいち色を気にするのは面倒に思うかもしれません。しかし慣れてしまえば面倒くささはどこへやらとなり、あなたのSEXは色豊かになることでしょう。あなたにはぜひともガウディであるだけではなく、ジュジョールでもあってほしいのです。色にまみれてください。


そしてSEX中にあなたが感じた色物語を描いて送ってきてもらえると、私は色から色んな想像を働かせて楽しませていただきますので、ご協力よろしくお願いします。

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