そこに、
探している兆し
目を伏せるという姿勢
すくいとる瞬き
あなたは また だれだ と 歩み寄るでしょう
泥沼の或る水銀の川で青い塩になる盆景、ただ 黙っている、
成し遂げることができない。引戸を押す合図もなく
ひんやりとした。儘。雨の降り方は正しく
ひかりかがやく、
おしもどされる。
わたしと おのれは だれかだと 縫い目代わりに充ち涸れる。
ではもういちど初めから、高いところから手放して
舷に鳴るものは帆を選り分けて辺に支えよ
糸が切れたのちに、遊びにきてはなにかを背負う。手首の弱い脈を測るように錫紙と解いた、組み立てる手先で、若い色に之く星が性質を持っていて、それだけ、どうにかこうして空気を伝ってきくと若い錨のよう堅いばかり
かわたれ時に左足のくるぶしのわずかな傾きが疾走ってって 反射的に収縮し/すべて美々しい(やはり子どもばかり燥いでみえた。)
〈月光を掬いあげる 説明を求めないで 朝食に雑って〉たしかに手に触れる/さきほどより緩く掌で迎える。
このように蔓草を乱し暮夜に斃れる 所詮氷の彫刻だと胸に息吹きを制して。太陽に照らされて熱くなったひび、そういってから。沁み、くたびれた砂の膜でも眼鏡や、そりゃ岩と木だ。
さわっている、いきているあいだ、私のまえの火神。
さざめきは水が交じって和ら畔ともに澱みなく爆ぜ、どれもが逆向きに癒着しはじめるだろう。
〝黏:俯角成る〟そうこなくてはならない様子
〈この異国の境に小さな鳥が羽ばたいた/かわいた男の懐に慎ましく彫られている関節が半拍だけ揺れる/その最期に嘲笑った紫波/細長く切られた幾つかをてんてんと辿れ/どうか片蔭のうたを開けることにした〉
ひのいろは雑草に任せ感情の架線橋は薄暗くあった
顔を上げあやまった軸も目を逸らさないで
ふるい地層とをまげのばし明日の軒下に付け加える
もういちど。
では重力の遅い方へ移動する。ごらんなさい。いいえ、折手の内は朝でも夕でもなくあしあと、本を閉じる。めをこする、この痕は鏡台なたたらにあり……なぞる、うずくまっていた と いえば。もう正直に云うとね。やりきれなさ ほおづえ いまさら衰えていく。宙吊り。ためいきの縄。裏切った糠星と折り重なってく
今、懐かしいといえ愛想だが、絢爛として応えよつづけ
いまもそこに山の陰 てんの半分。
いまはじめてきいた──濁声 と、はじいた
また向かっては透明な手袋
ともあれ──ひとつ上下する。『おくびひとつ
交換してあるの』──。消失点を行き交う内側のらせん
>わたしを真っ先に固定させないで!
千里疾走るはありのまま ひしめくは音節だけ、うたたねの彼は柔軟性のないはかりにかけて“茉莉”と両腕を組みあわせる。だらだらと苦笑をぬる軌跡を零して。疑いなく食べられる。だらしなく、ゐやされていた 余白と翳って。
破裂
衝突
爆発
誇張を和えて酌む
などと、ただよっていった。
ちょっとそれに中る、潤ませて、
ね。)
泳いだことに気づくまえに勢いよく降りかかるでしょ、炎のよう揺らめき、冒涜や口を塞いで制するがために。もととなるもの茶臼で曳いて──腹がフィルムの裾をつまみ──流木のぬくみが止めをつくる。
溶けやすく燃えやすいわらづとへ
たわいもなく胸ポケットに居着いた戯へ。
眞砂に強いる
黙って。
連れ帰った根っからに保っていて、
あかりが召すること事実を咬んだとき干された傘の尾根の惨めかどうか 矮符は口ずさんで、耳ではなく身につけた軍人。いや足踏みしている あなたはうなじをなぞるばかり。
似合う鍵のようこうこうと封緘をした。まんまるにしつけいとをくぐす。また大きな木のしたの身の尺は反すようにして溢れるほど現に晒す。
すりるとつぎこむ。
何処吹く風、
ささやくは未使用の切手に張り付く金魚ではなくてよ
その舌の根に毒を与えられた/希みは少しだけ都市へ戻ってきた
いしきは指一本、これは。これは距離のない距離が光射しあって、その場で死ね。先方へ向かせるざわめき。そえもの。ちかく膨らんだ肋骨にぶら下がった、あれはピアノ線のブランコ。たとえばとんとともる、みなも哭き砂よ散る/靴底に貼られている/軌跡を歩くたびに返り咲くばかり。(このひとは潮のホームが満ちると港へ飛び出す引力によって落つる町の、ひとつずつ跳ね。埃煙霧などが絶たないが、)
そらいろ、編んで造ったカゴに解く。離れていたものが結ばれて、
たなうらのうえ。
うらなり。いっとき甘くなる。
そうやって隅であばき続けている花仙紙の重みをノルカソルカ、経った淡い菌糸を延ばし纏繞のほのおを磨る北を忘れたコロイドでしたが。
切断した。
( 換気扇を回し忘れていたな
~いまは殆ど言語が出ません )
こうしていずれかふきかける「なつひかげ」に。有る、中心にモリのよう行き場ない藍で立てる。びろうどの菫をなぞるメルクマールもどこか薙いでいるような袖、咲き誇るには抜けていく焦香。
大げさにしゃがみこんで、脱漏する私。
抵抗もなく灰色の水銀のよう解け、ほたるびに近づくのをなにかの肉片と捕らえている。
これが完全に眠ったことなのですが。そしておおく凷できたバジルの花、おとずれるものはいつ時代のむくれ こうして固く黙るばかり。
どこにも届かない、ここに触れるな と、いった、やはり生温く 顰めたのだった。
メモに遺された結び目の代行をしている足はひくく浮いて扉向こうで采の目と削って。滑り込む存在は、避けられないのだよね、とすり替えるから〝砕かれる力〟だけがこすれあう情景を指すけれどね
糸口は撒かれ裏返しに掛かっている
代案として虚像を播く 今も、みた
深くなるのではなく漱ぐ航路は呼気でできていると知った
黴臭い風にふくよかに告がれた鬱金。襤褸く、ちりぢりの蝶
ですから、ひざし、手を掲げた
まあ恥ずかしがるなぁ)
冗談かもしれないが逆再生される
しかし似ていないヒカリ 私の右肘と単語を売り 展示されているひとつずつ欠け、忘れており。コマゴマと引き下ろそうとなさる 暖いカタマリで ぬぐぅ 両唇の末始終。
ただただ悪いくせ。こうして、互いに引っ張り合う
(そんざいしないポスト・おはようございます)
ながら だれだ。
ことよせて湯気の立つシドロモドロは衣擦れでもない。お辞儀を摺る肺にゆけず、滞留した こごえか。そって逆上すると彼我を巡っているので、微細な月が震えか。
そっと来ていま離れたと思った瞬間、陽が征く溝に澄んだ重さが最恋に波を送り返し、もうありもしないことを想像しては頬を煽っているので、
まったく
こう山膚は強く匂うのに古い時刻の運をひきずる。
乾きらない輪郭は ヌメらせた 東の空と突き合わせる。
無重量の意思、)
多核代わりに仮式に孵り、折れ回ったそっと、薄くさせた うわずっていた。ときめいていたという種類の。のどかな、緑地、
つまんでみた。
失敗
転がる
外は 雨あがって、浮足立つ。
で、がたぴしとひとつだけ飛び上がることは、好ましくはない
、が。
口に入れるまえに手を洗ってハンカチは濡れた原石。
ひかり、かがり、
かぎざき、ほつれ、意図を弾いてみて、
確かな記憶はあるのだけど思い悩んで
行ったり来たり、過去の道順を消してしまった。
わたしたち二燭光はどこか手を伸ばし山吹で蒸気を吐き黄昏れだった。
選別された枠も中身だけが嘔吐いて、眩しそうに未知を選ぶ (凍ったインクがたまらなくなって。)コップにかるく(落ちて。こんもり/あげく『違う、』姉。)と、撫でつけた。
そして目次を綴じる。下から上にといって消散しようとして、ときどき臆病でぺしゃんこで、皿に返す〝残りカスだけをしたがってなにをみていた〟
独りの停車場は硝子の泡のように揺れ、くちにはこんだ。(のみこまれずに生き残った葩)
もうかれこれ見下ろしていた「死体」よ。
〈深夜灯台に泡の代わりに 匣は釈けずに 果実は、縫い上げられた、風船〉
分解とは破壊ではなく、おくびにも出さないで崩れた地平線は翌朝。
──ぷぅとかぜがふきます。
いいかげんによくかんがえず、速達で送るから。
まだ定着していない空隙へ焦れるたびに尾を引いて
薄層をくぐりぬける気配がなにもない日々のくせに、
雨と露。
『ではもういちど初めから、高いところから手放して、
玄に為るものは穂を選り分けて片に捺さえよ』
換わりにこれも──これも答えにならない
くびをふる──
意図が切れたあとも、あれは小さな数珠なぎとおもう蝸牛の軍隊、脱げた腕をだくふち似て 麦畑のただ一駅だけ泥む、一場面の輪郭は浅く布の端に吸いこまれ、
ただよっていた。私、
昼下がりを永く横切って外に現れ出る。てりかえしも、
どうしたんでしょう、息を止める ときは きっと、祝日。
惨みは双葉になって 床に散る 私 とは、
はっきりと。
放りこんだ旧譜は齧られた跡にのみこまれる、やはり欠いておる。どこかで海図を畳み替え、結露のまだらはいっぱいにひらいて、から、そそぐ。あとは膝をのせて、にャと確かめていた。
これは/横臥しているラジオの雑音も、みてきた昨日をもガリガリと悔い、剥がす。パン屑のようにひらきたもう淵、
もしくはにぶい空気に混じってった余喘ただれて。とすれば全体のほぼ半分を巻き返す、或日(氷砂糖の意思)あゝゆるやかに垂れる。
薄絹の座標に悼み。穢らわしい 痛み/ながく、
芽吹いた市でつきでる陸地からしぶき、
それから過ごしたどこか、爪で描いた断片。
それからふらついた背面からまってて。かえって
もう祈る代わりにただ酔い それとも遮断するところ、静寂の隙間からひねり出すであろう葉でも座る。
白々しい──ここがあなた
近い顔の種子から採れる一つの乗り物に隠れる ひとりの宙と罠が完成する。繁った弦楽器をゆうむなめる、
力なく微笑った。口をひらいて、
手招きしているという だれだ。おおきな欠伸 いびつな嚔 ひきつれた吃逆がまた、かぜのねをはる。
暢て郁。
螺鈿の箪は撓んでいる、
やわらかなくびれ、ここに独楽がある、
個々に色だけを充てがうものでしょうか。また女が廻る わらうまえに、そこにいたが「わたしは:いた、いる、いなくなる。」