んで、耳ではなく身につけた軍人。いや足踏みしているあなたはうなじをなぞるばかり。
似合う鍵のようこうこうと封緘をした。まんまるにしつけいとをくぐす。また大きな木のしたの身の尺は反すようにして溢れるほど現に晒す。
すりるとつぎこむ。|何処吹く風《たかいこえやひめい》、ささやくは未使用の切手に張り付く金魚ではなくてよその舌の根に毒を与えられた/希みは少しだけ都市へ戻ってきた|いしき《不知火》は指一本、これは。これは距離のない距離が光射しあって、その場で死ね。先方へ向かせるざわめき。そえもの。ちかく膨らんだ肋骨にぶら下がった、あれはピアノ線のブランコ。たとえばとんとともる、みなも哭き砂よ散る/靴底に貼られている/軌跡を歩くたびに返り咲くばかり。(このひとは潮のホームが満ちると港へ飛び出す引力によって落つる町の、ひとつずつ跳ね。埃煙霧などが絶たないが、)
そらいろ、編んで造ったカゴに解く。離れていたものが結ばれて、たなうらのうえ。
うらなり。いっとき甘くなる。
そうやって隅であばき続けている花仙紙の重みをノルカソルカ、経った淡い菌糸を延ばし|纏繞《てんじょう》のほのおを磨る北を忘れた|コロイド《曼荼羅》でしたが。