AIと論理

ChatGPTやClaudeに代表されるLLM[註1]は本来論理が苦手である。というのも、彼らはあくまで人間のようにうまく言葉を喋る機械であり、論理的な思考を行うように作られたものではないからである。しかし、実際にChatGPTと会話をしていると、あたかも論理的な思考をしているように感じる回答をすることがある。なぜか。簡単な論理については次のように理解できる。「1+1の答えは?」という自然言語の質問に対しての最も正しい返しは「2」であろう。ChatGPTは「1+1の答えは?」に対して「2」を返すのが正しいと、言葉として学習を行っている。なので反射的に正しい論理で回答できる。「2+2の答えは?」という質問を学習していなかったとしても、「2+3の答えは?」に「5」と返すのが正しいという学習を行っていたとすれば、状況から「4」と返すのが正しいのだろうというふうに返すこともできる[註2]。言葉のやりとりとしての反射的な上手い返しを学習することで、結果として一定レベルの論理的な思考を行うことができるのである。